会社に勤めていると、勤務のさまざまな条件がとても気になります。そういった条件が自分にとって厳しいものであると、転職を考えたくもなるのではないでしょうか。その中のひとつに、勤務形態があります。勤務形態というのは、会社などでの勤務のあり方を示すものです。たとえば、日勤、夜勤、交代制、非常勤といった事柄を指す場合が多いようです。あるいは、正社員、アルバイト、パートという区分を指すこともあります。この場合は、正社員の中でも、日勤か夜勤か、あるいは交代制かという勤務形態に対して、不満を感じるようになる人も多いでしょう。

体調を崩しやすい仕事

特に勤務形態が不規則な仕事の場合だと、それによって、体調を崩してしまったり、自分の時間を持つことができず、精神的に苦痛を感じてしまったりすることも出てきてしまいます。そういう時に転職を考えるようになるのです。

休日数が少なかったり、残業が多かったりして、労働時間に不満を感じる人も多いでしょう。転職をする場合にも、そういう労働条件をしっかりと考えて転職をすることが大切です。いくら給与が高いからといって、労働条件が厳しいところだと、体調が悪くなってしまっては元も子もありません。

労働時間というのは、使用者や監督者のもとで労働に服しなくてはならない時間のことです。その間は使用者によって労働者は高速され、その行動も大きく制限されます。日本では昭和22年に制定された労働基準法で定められた労働次官を法廷労働時間といいます。そして、各会社の就業規則などによって決められた労働時間から休憩時間を除いた時間を所定労働時間と言います。

労働基準法に記載されていること

労働基準法の、第32条によると、使用者は労働者に休憩時間を除き、1週間について40時間を超えて労働させてはならない。さらに使用者は1週間の確実においては、労働者に休憩時間を除き、1日について8時間を超えて労働させてはならないと定められています。最近ではフレックス制を導入している会社も増えていますが、たとえば、朝9時に出社したとすると、昼の1時間休憩を挟んで、午後6時まででちょうど8時間となります。これを越えて仕事をすることは労働基準法では禁じられているのです。

そういったことがきちんと守られていないと、転職を考えるようになります。上記の労働基準法は、働く人たちが快適に働くことができるように定められたものなので、それを越えてはならないのです。しかし、現状は、なかなかそういうわけにはいきません。接待などで遅くまでクライアントと会わなくてはならないということもあるでしょう。あるいは急な仕事が入り、就労時間内では間に合わなくなるという場合もあります。もちろん、そういった場合にきちんと残業代が支払われればまだ良いのですが、それでもそういった時間外労働が増えると、それが体に負担のかかることにもなります。

転職を考える場合には、その転職先がそういったさまざまなことに対してどのように対応しているのかということをきちんと見極める必要があるでしょう。転職する際の面接などできちんと担当者に話を聞いたり、自分の希望を相手に伝えたりすることも大切です。そうすれば、自分の理想とする職場に転職することができるのです。

(参考記事)

実用日本語表現辞典 勤務形態

労働時間