会社というのは、いろいろな形態があります。9時から5時までの就業時間の会社もあれば、フレックス制を導入している会社もあるでしょう。また、夜勤の仕事がある場合には、シフト制を取っている会社もあります。

最近は労働基準法の遵守が徹底されていますが、しかし、その弊害も生まれています。残業ができなくなったために、サービス残業をする人たちも増えてきているのです。労働時間以外にも会社に残り、その分の残業代は出ないので、結果としてサービス残業となってしまうという傾向も強いです。

自分の体のことを一番に考えよう

そのことで体調を崩してしまったという人も多いでしょう。会社に寝泊まりをしなくてはならないほど忙しくて、結局その後、休みがちになってしまうというパターンも少なくなりありません。しかし、これでは本末転倒です。やはり、労働時間というのは、人間が快適に働くことができる条件を考えた上で制定されているわけですから、それは守った方が精神衛生上も、そして健康上も良いのではないでしょうか。

もちろん、中にはがんばりがきくという人もいるでしょう。自分は睡眠時間は少なくても良いから、がんがん仕事してしまうという人もいるでしょうし、体力には自信があるから、人の何倍も仕事ができるという人もいると思います。しかし、そういう人ばかりではありません。また、一時的に仕事を優先して、休日数が減ったり、残業ばかりをしたりするのは何とかやっていくことができたとしても、その反動で体をこわしてしまうという人もいます。

しかし、時間を取り戻すことはできないのだということを良く考えて行動するようにしましょう。転職を考えている人たちは、自分に合った転職先をきちんと見極める必要があります。特に休日や残業、勤務時間などに不満を抱いている人の場合は、まずは労働条件などをチェックすることが大切です。面接の時などでも、その点をきちんと確認するようにしましょう。せっかく転職したのに、前職と似たような労働環境で、また体をこわしてしまったということになると、転職した意味がなくなってしまいます。

仕事との付き合いかたを考える

自分にとってどういう労働条件が良いのかを冷静に考えてみましょう。もちろん、給与の良いところを一番の条件にあげる人は、多少労働条件が悪くても、良いだろうと思ってしまうかもしれません。しかし、それによって誰かに迷惑がかかってしまったり、結局体調不良により入院してしまうことになってしまったりするかもしれません。夜勤が苦手だなと思ったら、夜勤勤務のないところ、あるいは少ないところを選ぶ、というように、労働条件を最優先事項にすると良いでしょう。