転職の理由として、人間関係をあげる人はとても多いです。上司だけではなく、同僚とうまくやっていくことができない、部下と折り合いが悪いという悩みを抱えている人も多いでしょう。もちろん、その会社や部署のカラーというものもあります。
文化系タイプの悩み
たとえば、文化系のサークルや部活の中で育ってきた人が、いきなり体育会系のノリの会社や部署に入ると、違和感を覚えてしまうこともあるでしょう。そこで自分だけが浮いてしまうということもあります。しかし、コミュニケーション能力がもともと高い人などは、そういう場所でも、うまくやっていくことができます。自分が他の人とは違うということを活かして、うまく周りと協調して仕事を進めることができるという人もいるでしょう。
体育会系タイプの悩み
逆に、体育会系のノリで学生時代を過ごしてきた人が、文化系の雰囲気の強い会社や部署に入ると、やはりそこでも浮いてしまいがちです。それで何となく居心地の悪さを感じる人もいるかもしれません。ところが、みんなのことを率先して引っ張っていくことができたり、周りから、頼もしい人だと思われて、一躍人気者になり、業績を上げるという人もいるかもしれません。
このように人間関係で悩んでいる人たちでも、自分の気持ち次第でいろいろとうまくやっていくことはできるのではないでしょうか。大切なことは、自分という人間をどのようにアピールすることなのではないかと思います。もう、自分の育ってきた環境と違うから、だめだとあきらめるのではなく、自分なりに努力してみましょう。自分が変わるということも、成長するにはとても大切なこと。自分がどういう人間なのか、どうすれば周りから認められるのかということを考えて、人々と接するようにしてみてください。そのためには、自分と向き合うこともとても大切です。
どんな環境においても、自分の味方とも言える人たちがいます。そういう人たちに相談してみるのも良いでしょう。自分のことを認めてくれる人たちに話をしてみて、そういう人からアドバイスをもらうことで、会社での自分の居場所をみつけることができます。そういう努力をした上で、さらに転職を考えると、次の新しい職場ではきっと上手に人間関係を構築することができるでしょう。人間関係で転職を考えている人たちは、冷静に自分のことを客観視する癖をつけるようにしましょう。そういうこともまた、転職活動の一環だとわたしは思っています。